第六回007 TV吹替声優紹介 〜第二期 ボンドガール編〜
 

 第二期のボンドガールも粒揃いですよ~! 時代に合わせてキャラ設定も複雑に、そして個性的な顔立ちの美人が増えてきました。それでは、いってみよう!!

 

『ダイヤモンドは永遠に』のジル・セント・ジョンの声には、『ドクター・ノオ』のU・アンドレスに続いて、再び武藤礼子が登場。今回は裏の世界に生きるしたたかな女性役なので、武藤氏もアダルトな声の演技になっています。コネリーの声を内海賢二が担当したリピート放送の吹替版では、沢田敏子が演じています。ブロスナン=ボンドのMの声のレギュラーです!Mも若い頃は、こんなセクシーな声を出せたんですね~(違うって)。ボンドにカセットテープをビキニのお尻に入れられたときの、ひっくり返った「んむふうぅぅ」という声は、沢田氏のベスト・アクティング! ぜひDVDで確認してください。

 

 

『死ぬのは奴らだ』のジェーン・シーモアは、ちょっと東洋的な顔立ちの美人で、これまでの西洋美人のボンドガールとは、ちょっと異なるタイプです。TV初回放送では、岡本茉利が声を演じました。岡本氏は、「男はつらいよ」シリーズの脇役で半レギュラーや舞台で活躍される一方、アニメから外画まで吹替でも大活躍されています。清楚さと神秘性を持ち備えたソリティア役にはぴったりで、落ち着いたトーンで大人の色気を表現していました。
 声優キャストを変えたリピート版では、玉川紗己子(現・砂記子)が担当。こちらは少しあどけなさが残る声で、無垢な少女という面が際立っていました。岡本氏も玉川氏も、子役から活躍していて、本作をアテた当時は20代だったという共通点があります。二人の演技を聞き比べてみるのも、ご一興。

 

 

『黄金銃を持つ男』では、二人のボンドガールが登場。ボンドと組む情報部員のブリット・エクランドは、滝沢久美子が声を担当しました。この方もアニメ、外画で数多くの作品に出演しています。天然でちょっとドジなグッナイトを、憎めないトーンで吹替えていました。滝沢氏は、後に別の作品でもB・エクランドの声を担当していますので、声のイメージがぴったりはまっていたんですね。

 

 

『黄金銃を持つ男』でスカラマンガの愛人を演じたモード・アダムズの声は、吉田理保子です。アニメのほうで有名な方ですが、洋画劇場でもかなりのキャリアです。吉田氏は、TVの洋画劇場ではシガニー・ウィーバーや『T2』のリンダ・ハミルトンなど、芯の強い女性の声を演じることが多いのですが、本作では薄幸な役でした。アダムズは『オクトパシー』で再登場します。

 

 

『私を愛したスパイ』では、ソビエト情報局員という役で、モデル出身ののバーバラ・バックが登場。元ビートルズのリンゴ・スター夫人としても有名ですな。声を担当したのは、ブリジット・バルドーやクラウディア・カルディナーレのFIX声優の小原乃梨子。B・バックが、女豹的なヨーロッパ系女優の雰囲気を持っていたため、小原氏が起用されたのかもしれませんね。

 

 

『ムーンレイカー』のロイス・チャイルズが演じたグッドヘッドは、その名の通り知性派ビューティ。正統派の美人女優ですね。声は再び小原乃梨子が登板。こちらは小原氏の別のFIX俳優であったジェーン・フォンダからの流れでしょうか。フォンダは自立した女性の象徴みないた女優ですからね。前作のB・バックは、ちょっとイメージとは異なるかんじでしたが、今回のような役柄には、小原氏の声はばっちりはまっています。

 

さて、次回は第二期の悪役・脇役編です。だんだんキャラがはじけてきますよ~ お楽しみに!

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